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2001.5.7
糖度計診断

植物の生長に大きな影響を与える根が傷んでいるかどうかを判断する時に糖度計を使うのが非常に簡便で 現場で誰にでも出来る方法です。

糖度計で作物に事前にチェックすることで1〜2ケ月後の作物の姿をイメージする事が出来ます。

糖度計は糖分だけを計っているのではなく液体の中に溶けている固形物の濃度を計っています。
植物が根で吸収した水・養分は導管の細胞を浸透圧とイオン交換等によって、光合成する葉や生長点に 運搬されます。
その為、作物の各部位の細胞液濃度を糖度計で計りその数値とバランスを診る事によりその先の作物の生育を診断する事が出来ます。

【計測部位について】

地上部・・・生長点に1番近い展開した葉(最上葉)
 1番古い葉(最下葉)
 蕾または花(雌花)の子房と花梗部(花)
 生長点と最下葉の中間の葉(中間葉)


地下部
・・・根(水洗いして水を拭き取って計る)


【地上部の樹体が正常な場合 】
  →最上葉が高く最下葉が低い(差が1〜2度)

【花が着花し、正常に肥大する場合 】
 →花の糖度が最上葉より高いのが正常

【各部位が正常に生育する場合 】
  →最上葉>中間葉>最下葉の順で糖度が高い

【根の活性が高い】

  →正常な根の糖度は、2度以下です。

計測部位 正常な糖度 異常な糖度 これから起きると思われる現象
最上葉 最下葉 中間葉 最上葉が高く 最下葉が低い (差が1〜2度) 中間葉は、その 中間 最上葉と最下葉の差が2〜3度以上 栄養生長に傾き、徒長し葉が拡大。下葉の色が濃くなり始める。
最上葉と最下葉の差が逆転 萎れが発生、生育ストップ、芯止り

最上葉と最下葉の差が同じか近い

生育ストップ、芯止り。萎れる場合が有る

最上葉の糖度が3度以下

病虫害・生理障害が発生しやすい。葉面散布剤が効きにくい

最上葉と最下葉の差が正常、中間葉が低い

根の生育が停止する。成り疲れ発生。薬害が出やすい。

最上葉

花が最上葉より高い

花が最上葉より低い

花が流れる。着果しても奇形果になったり腐れて落果

花と最上葉の差が同じか近い

着果しても肥大がスロー。奇形果になりやすい

根の糖度が2度

以下

根の糖度が2度以上

根傷みしている

根の糖度が3.5度以上

根傷みしている。病虫害がでやすい。生理障害が発生

根の糖度が5度以上

根傷みしている。生育・肥大がストップ


主要な収穫最盛期の目安とする糖度

 

ナス科

キュウリ

いちご

最上葉

6.0

5.0

12.0

最下葉

5.0

3.0

11.0


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